プロが教えます。!正しいランニングシューズの選び方!

故障が絶えない、練習効果が出ない、腰痛・膝痛でお悩みのランナー様! 実は、今履いているシューズが大きな原因になっています。 ブログ「プロが教えます!正しいランニングシューズの選び方」を始めて早10余年。3,000人のボディバランス測定と50,000人以上のシューズフィッティングの実績であなたにシンデレラの一足を見つけて差し上げます!

2006年03月

先日お約束しました大きなテーマです。


野村は数万人のシューズフィッティングをしてきましたが、女性の7割は外反母趾または予備軍です。それほど悲惨な状況なんです。


最大の原因は当事者の無頓着とシューズ業界の無知と意識欠如だと思います。


ちゃんと考えれば、あんなつま先の細いシューズに足をギュウギュウ押し込んだらトコロテンで外反母趾の一丁あがりですね。


判りやすく説明しますね。


人間の足には縦方向と横方向にアーチがあります。これは何千年の間2足歩行を完成させるために進化が作り上げた非常に大事なシステムなんです。踵で着地した後、つま先へ抜けるまで、そのスプリング機能により衝撃を吸収しその反発で推進力に変えています。

ところが、ハイヒールなどを履いていると、常に前足部に圧力が掛かり中足部のアーチが落ちてきて船底の様に本来一番高くなっている部分が一番低く落ちてしまいます。

この状態を開帳足といい足の指が広がった状態になります。

指は扇の様に内外へ広がろうとしているのに、履いているシューズが先細りですと指は圧迫を受け巾着のように絞られてしまいます。足の骨(中足骨)の広がろうとしている方向と指先の方向が逆になるため繋いでいる関節が出てくるんです。


女性に多いのはホルモンの影響で腱が緩みやすいそうです。

よく「私は先天性だから仕方がない。」と言われる方がいます。

んな事ありません。対策はあります。


明日はその対策編です。


3月8日の記事に外反母趾のお問い合わせをいただきました。個別にメールでご連絡させて頂こかなと思いましたが、結構大きなテーマですので明日ブログでご紹介させていただきます。!


外反母趾の問題は現代病の大きなテーマです。如何に足に対してシューズメーカーやユーザーが無頓着であるかランニングシューズにも共通します。

このブログでも何回かご紹介させていただいてますが、Saucony(サッカニー)ご存知ですか?
以前はソーコーニィと呼んでいる人もいました。(外人の発音には近いですが)


最近はカジュアルシューズとして、昔のスポットビルト社デザインのバスケットシューズ復刻品が人気でしたのでいろいろなメディアで紹介されるようになりました。


前身のハイド社ができて100年の歴史がある老舗中の老舗です。


ナイキやアシックスなどは戦後のメーカーですから歴史が違います。


古い(失礼!)トライアスリートならご存知だと思いますが、あの「デェイブ・スコット」や「ティンリー」が愛用していたメーカーです。

日本ですと高石ともやさんが有名ですね。


アメリカに行くとフィットネスやテニスシューズなどカテゴリーも多く展開しています。


このメーカーのすばらしいところは物造りにはっきりコンセプトを持っているところです。


ソールパターンもちゃんとストレートのラストを持っています。


一番、他社メーカーと違う所はヒールカウンター(踵の補強)がしっかりしているところです。こういう目に見えない所に手間をかけているところが大好きですね。ショップ時代に毎年米国本社の企画担当とミーティングをしました。(女性のチーフマネージャーでした。)


日本メーカーでしたら、担当とよく企画ミーティングをしましたが外国メーカーで毎年日本まで来るのは同社ぐらいでした。


残念ながら最近はアメリカ製のシューズが無くなり、N社の影響もあり少々デザインに走ってしまってますが、まだまだ往年のヒールカウンターは生きています。


地方ですと取り扱いショップも少ないと思いますが、もし機会があれば履いてみてください。履いてみることで、足感性の経験値が上がります。食わず嫌いは駄目ですよ。


最近はショップの店員さんでも試し履きをしない人がいます。


野村は必ずメーカー展示会ですべてのシューズに足を入れていました。シューズを眺めて発注しているバイアーをよく見ましたが、信じられませんね。


サッカニー覚えておいてください。

予定より早く、わが愛機が退院してきましたがHDがマッサラで帰ってきました。

今までいろいろなメーカーさんを使ってきましたが、ソニーさんの対応は抜群でした。
因みに今回の費用は送料を含めて¥0でした。(保障期間切れでした。)


でも!これから、すべての設定・インストールを一からやらなければいけません。(ゾッ!)


とりあえずブログを最優先で投稿しないと!でこんな時間になってしまいました。
「シューズの履き方」レポートや「靴裏診断」のご依頼もすっかり溜まってしまいました。


明日から頑張ってお返事しますので、もうちょっとお待ちください。


ボディバランス名古屋測定会(3月19日〜21日)のご案内もすみません今週お出しします。


4月の東京測定会はお蔭様で即日満員御礼でした。たくさんのお問い合わせを頂きありがとうございました。


そこで東京では個別測定会以外にランニング・プロジェクトの菅トレーナーに「ランニングにおけるボディバランスの考え方」をテーマに講演会を予定しております。


ここで菅トレーナーのプロフィールをご紹介します。


菅氏はあの神戸ユニバーシアード女子マラソンで優勝した深尾真美さんのコーチをされていました。また実業団のコーチだけでなくあらゆるプロスポーツ選手のアドバイザリーとして活躍されていて、そのアメリカ仕込みのボディバランス理論はスポーツ業界だけでなく医療関係者からも高く評価されいます。


日時、場所等につきましては4月にブログとメルマガでご連絡させていただきますので是非、ご検討くださいね。


それともうひとつ!


一週間の時間がありましたので、都度ご案内していました「シューズの選び方からバランストレーニンの効果と方法」をいよいよご紹介させていただけることになりました。内容についてはかなり濃くしていますのでシリアスランナーの方からファンラン層までご納得していただけます。


また、初回はお問い合わせの多いカーボンインソールキット(マニュアル付)をセットで特別価格にてご案内させていただくなど特典も予定しています。


3月後半にHPにてご案内させていただきますので、もう少しお待ちください。

ラインウォークの話は何回もしました。

これは普段使いにくい筋肉に刺激を与える運動です。


そこでより普段に近い動きの中でご自身のバランス感覚をイメージして見ましょう。


そのためにまず「正しい歩き方」を覚えてください。


お部屋の中で裸足でやるとわかり易いです。


視線をまっすぐにして、背筋を伸ばしてご自分の上半身が腰より前にあるように重心をイメージしてみて下さい。(わかります?)


そうそう、そうです。


次に、膝を伸ばして必ず踵から着地してください。(重要です。)


さあ、ゆっくりと歩いてみてください。


踵から着地して中足部から拇指球、そして爪先へ抜けているか?
足裏で感じてみて下さい。


フラフフラしますか? 


指で地面を蹴っていますか?


さあ、どうでした?意外と難しいでしょう。


意外なんですが、運動量の多い人ほどふらつきます。


それだけ偏った筋肉の使い方に体が慣れてしまっているんですね。

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