プロが教えます。!正しいランニングシューズの選び方!

故障が絶えない、練習効果が出ない、腰痛・膝痛でお悩みのランナー様! 実は、今履いているシューズが大きな原因になっています。 ブログ「プロが教えます!正しいランニングシューズの選び方」を始めて早10余年。3,000人のボディバランス測定と50,000人以上のシューズフィッティングの実績であなたにシンデレラの一足を見つけて差し上げます!

2009年09月

かずろうさま からライトトレーニングシューズについてご質問をいただきました。

ランニングシューズを使用目的別に分けると4つに分類されます。

その中でライトトレーニングが少々わかりにくいと思います。

具体的にはラスト(足型)がセミカーブ(内側の反り)且つソールが厚い。
また剛性は柔らかく、簡単に言いますと走り易いシューズです。

これが諸刃の剣に成ってしまうんですね。

さてご質問内容ですが、

ここから↓

いつもブログで勉強させて頂いています。一通り読ませて頂き、大体理解しているつもりなのですが、一つ質問させてください。
スピードレーシングタイプ、ライトレーシングタイプ、トレーニングタイプの見分け方は、ソール部の中足部の前後掴んで前後軸周りに捩じり、その時の剛性で判断すれば良いと理解していますが、ライトトレーニングタイプと他のタイプの見分け方が解りません。特にライトトレーニングタイプは対応スピードの幅が広いので、上記の捩じり剛性以外にも特徴があるように思うのですが、御教授願います。

ここまで


さて回答でが↓

するどいご質問ありがとうございます。
シューズのカテゴリーを目的別に分ける方法は多々あると思います。

現在展開中におシューズを大きく分ければレーシングタイプとトレーニングタイプの2種類で分類する事も可能です。

ライトトレーニングはその中でもファジーな分類かもしれません。

敢えて分類したのはシューズありきです。

具体的にはアシックスのゲルフェザーをジョグ用に使用されているを問題視しました。

DSトレーナーも同じです。

これらのシューズは軽量で走り易く作ってあるにもかかわらず、ソールもそこそこ厚くいのでトレーニング用として使用されているランナーが多く、このブログでも警鐘をしてきたインナーマッスルに刺激を与える目的とは大きく隔たりがありました。

実際、多くのランナーがシューズを選ぶ方法は手に持って「軽い!軽い!」と感じればイコール「良いシューズ」です。

ランナーの使用目的が多様化する中でウルトラやトレイルなど一部の特殊な目的以外で距離・スピード・筋力を考えてシューズを選ぶ為にはこのカテゴリーを作ることでよりレースタイプとトレーニングタイプの差別化を明確に出来ると思い分けました。

その意味ではライトトレーニングというカテゴリーは特殊なシューズかもしれませんね。

ここまで。


ここでメーカー側に立って考えると簡単です。


「靴底が厚くても、持った時に軽く感じるシューズは売れる!」


この思惑に安易に乗ってはいけません。

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メールでお問合せをいただのですが、どうしても返信が出来ません。

仕方がないのでブログで回答させていただきます。

他の方にもご参考頂けると思います。

ここから↓

野村様

今回は資料を贈っていただき有難うございます。
実際走るのは妻なので早速教えたいと思います。

其れと、カーボンシートについて質問があります。
妻の靴なのですが、アシックス レディース ランニングシューズ
レディ ゲルキンセイ2と言う靴を使用しています。

通常は23.5cmで問題ないので、23.5cmを購入したのですが、一寸細身のせい
か左足は其れほど問題ないのですが、右足の小指の付け根位が擦れます。
また、両指の小指と薬指の先が当たるようで少し爪の部分の色が変わっています

其れと、20Kほど歩いたら内側のインソールの縁が当たるのか踵の横のインソー
ルの縁位にすじ状の痕がついて痛がっていました。
まだ、靴を使用し始めて2週間位ですが、慣らしで20K歩いたら両足全体が痛く
なったそうです。
靴が少しスリムになっているので、もう少し大きな靴にしたほうが良いかと思い
ましたが野村さんのブログを読むと大きくするのは意味がないみたいですし
靴もしっかりしていて全体的に硬いせいかと思いましたが、柔らかい靴ではかえ
って長距離は良くないようですね。
今までは10K位を走っていましたが、秋にマラソンに挑戦するといっています


根本的に靴の形状が合わないのか、カーボンシート等インソールの調整で何とか
成るものなのでしょうか?

以上、よろしくお願いいたします。

ここまで




さて回答ですが、




お問合せありがとうございます。


さてお問合せの件ですが、実際シューズフィッティングをさせ
ていただいておりませんので経験則からお話させていただきま
す。


折角の楽しいランニングが足の痛みで走れないのは本当に辛い
事ですね。


ブログを読んでいただいている様ですので、それを前提でお話
させていただきます。


まず小指の痛みですが、どうしてもシューズを悪役にしてしま
いますが、シューズだけが原因ではありません。


?奥様の場合、元々外側でバランスを取るタイプですが、腰へ
の緊張が強い為、更に外へ「あおり」が強く出ていると考えま
す。
力足である右足に顕著に現れるのは力を出そうとして更に「あ
おり」をしてしまうからです。


? 上記の影響で腹筋が甘くなり前傾が強くなっている可能性
があります。このタイプの方は踵よりもフォアフットで着地し
ますのでブレーキを掛けながら走っている状態になります。


?踵の大きさが判りませんが多分、踵が小さくホールドが甘く
なっていると思います。当然シューズの中で足が動きますので
前述のようにブレーキを掛けながら走っていれば足がシューズ
の中で前へ前へ移動してしまいます。


先端の指にかかる負担はそれだけではなく、不安定なシューズ
の中でバランスを取ろうとして踏ん張ってしまいます。爪の色
はそれでも変わります。


?最後にシューズですが、ゲルキンセイはおっしゃる様に硬め
には出来ていますが一つ問題があります。


ヒールの衝撃吸収材です。欧米人向けに作られている為、かな
りボリュームがあります。衝撃吸収材を目に見えるようデザイ
ンされている為、周りに補強を入れていません。その為非常に
柔らかく安定感がありません。これも奥様の「あおり」を更に
大きくしています。


簡単に言いますとフカフカのベッドの脚の内一本がゴムで出来
ている様な感じです。


欧米人と違い日本人はこの「あおり」が強いのでこのタイプの
シューズはホールドが甘いと余計に負担がかかります。


?以上の状態でバランスを崩した状態で走れば、更に疲労から
その症状が強くなります。悪循環ですね。


?対策ですが、シューズを正しく履くということはこれらの要
因を出来るだけ減らしてくれます。またシューズの機能をアッ
プさせるにはカーボンチューニングはお勧め出来ます。
勿論、小指の当たりは多くの要因が起因していますので、これ
で100%無くなる事はありませんが、本来のあるべき位置へ
戻す感覚を付けさせてくれます。


短期的対策・・・シューズの履き方、サイズの見直し
中期的対策・・・カーボンチューニング
長期的対策・・・筋力アップ


どうしも即効性を期待する為、目先の要因に目が行ってしまいます。

まずは「正しいシューズの履き方」で本来のサイズを認識しベストフィットを体感してベストシューズを探して下さい。

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一昨年前になります。


「ランニングシューズ選択マトリックス表」なる大袈裟なお題目でシューズ選びの表を配布させていただきました。


最近は該当シューズが無くなってしまい2009年度版は残念ながら発行できません。


しかし考え方は是非参考にしていただきたいと思います。


シューズを選ぶ目的をしっかり把握しその目的に合ったシューズを選ぶ事が一番大事です。


例えばシリアスランナーでもアップやLSDにはソールの厚い300g前後のシューズで走らないと練習効果が出ません。

逆に今日から初めて走る人が高橋尚子モデルを履いてもOKなんです。

但し3分/km台のペースで走る事が条件になります。(100m用のシューズになってしまうかもしれませんね。)


具体的に分けててみますね。

・スピードレーシングタイプ 3分/km台 アシックス ソーティクラス

・ライトレーシングタイプ 3〜4分/km台 アシックス ターサークラス

・ライトトレーニングタイプ 3〜5分/kmアシックス DSトレーナー

・トレーニングタイプ 〜7分/kmアシックスGT、ミズノ クリェーションクラス


特殊なシューズ以外はこの4つのカテゴリーにほぼ分類できます。


あなたがランニングシューズを選ぶ時、上記ペースが目安になります。


ジョグをターサーでしてしまうと脚に負担だけが残りインナーマッスルに刺激が与える事が出来ません。


またシューズを重さで選んでいる方はマラソンで後半ペースが落ちる事で脚の負担が大きくなりさらに失速してしまう羽目になります。


マラソンの場合は後半30km過ぎのペースを想定してシューズを選んで下さい。


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お問合せが多かったので今回もこのテーマで書きます。


ランニングシューズの普段履き云々は裸足のススメでもあるんです。


数百万年前に二足歩行を会得した人間は、その後進化を続けローマオリンピックのマラソンで優勝した裸足のランナーアベべまで進化したんですね。


歩くという行為は足首が上下に可動するだけでなく、内返し(回外)外返し(回内)の動きでバランスを取りながら動作します。ですから凸凹でも転ばず歩けるわけです。


ここがロボットと違う所ですね。


しかし利便性を追求した日常生活の中ではこの本能的な感性に刺激を与えてくれません。


最近トレイルランニングが盛んですが、山道を裸足で歩いてみては如何でしょう?


裸足で立つだけでもOKです。


私もアウトドアが好きでキャンプや釣りに行った時は可能であれば出来るだけ裸足で過ごします。


芝生の上でも山道でも裸足で立つだけで、大袈裟に言えば生きている生命観を実感出来ます。


これも薄皮一枚の別世界です。


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