プロが教えます。!正しいランニングシューズの選び方!

故障が絶えない、練習効果が出ない、腰痛・膝痛でお悩みのランナー様! 実は、今履いているシューズが大きな原因になっています。 ブログ「プロが教えます!正しいランニングシューズの選び方」を始めて早10余年。3,000人のボディバランス測定と50,000人以上のシューズフィッティングの実績であなたにシンデレラの一足を見つけて差し上げます!

2011年04月

ショップ時代の事です。

40年来薄底のシューズしか履かない常連のじっちゃんランナー(当時80歳近かったと記憶しています。)


ホノルル出場20回。
20kmの道のりをソーティで走ってお店に来られる猛者です。

そしてソーティの特価以外見向きもされません。

現品限りが多いのでワンサイズ大き目は当たり前。

時には2サイズ大きくても買って行かれます。



ある時、駄目元で厚底のトレーニングシューズを勧めてみました。

「そんなん靴と違う!」

「そんな重い靴で走れるか!」

いつもでしたらこれで チャンチャン!

終わりです。



ところがその日は黙って話しを聞いてくれます。

どうやら腰痛と膝痛で暫く走っていないそうです。

2時間掛けてシューズの説明とフィッティングさせていただきました。

今までのサイズから1.5cm小さいサイズです。(本当は2cm落としたかったんですが)



「お前がそれだけ言うのなら騙されたとと思って一度履いてみるか!」

お買い上げです。



さて翌日の事です。

開店準備をしていると電話が鳴りました。

あのじっちゃんからです。


いきなり「何や!あのシューズは!」

てっきり文句の電話かと思いきや

「たった30分走っただけで腹筋が張った!」

「40年走って来て初めてや!」

「何で40年前に教えへんねん!」(これは言いませんでしたが)



確信に変わった一例です。

硬くてフィットしたシューズが間違い無い事を教えてくれたのは皆さん(ランナ)なんです。




先週のボディバランス測定会&ランニングシューズセミナーの両方に富山からご参加頂いたSさん。

実はこの方、金沢で開催した測定会とセミナーにもご参加いただいております。

それだけではなく名古屋や東京測定会にも既に数回ご参加いただいている猛者です。


毎回ご参加していただいても目新しい話はありません。


何故、毎回参加されるのか?


実はSさん、ここ数年故障で悩まれています。


足裏の中足アーチが落ちて傷みが走り、それを庇おうとして逆の足や腰・臀部・ハム等に負担が出て、ここ数年走りたくとも思うように走れない状態が続いています。


人間の骨格や筋肉は連動しています。


それぞれが拮抗しながらバランスを取っていますが、どこかでバランスが崩れて、それをカバーしようとして他に負担が負の連鎖で広がり、ご自身で把握出来ない状態になっているようです。


脳はバランスが崩れないように各筋肉に緊張を入れますが、それが日常化すると普通と判断してしまい、なんらかの+指向対策をすると逆に混乱してしまい、更に悪化する場合があるそうです。


しかし一度ゼロ状態に戻ると、そこからリニアに立ち上がるように調整する能力はあります。


そこでリーサルウェポン(失礼)としてNB の M587Jをお勧めしました。


このシューズはそのクラッシックなデザインからカジュアルシューズと勘違いされますが、立派なランニングシューズです。NBがこのシリーズを継続している間はオーセンティクなスポーツメーカーの地位を保持できます。


話が逸れました。


このシューズの特徴は何と言ってもストレートラストの足型にあります。


またアウトソールは見事なフラットソールです。


現行販売されているランニングシューズの中では他に類を見ない逸品です。


このシューズならしっかりとモーションコントロールをしてくれます。


残念ながらDワイズの細身タイプが無い事とアッパーがルーズな為、ホールドが取り難く長時間走には不向きです。

しかしSさんの場合、現在は走れる状態ではないので、ウォーキングも視野にいれたTRに使い、もう一度ゼロから変えていこうという事になりました。


半年、いや一年以上かかるかもしれませんが、焦らず改善していく勇気を持っていただけたと思います。


Sさん!一緒に変えていきましょう!


このブログで経過報告していきますね。

先週末の東京測定会&ランニングシューズセミナー無事終了いたしました。


以前にご紹介しましたUさんがBワイズのシューズを持参してくれました。

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海外バージョンはミッドソール内側のデュオマックス(グレーの部分)がかなり大きくなっています。


体重・骨格形状などが違う中でその是非については一概に言えませんが、サピネーションの方に限らず極端な足癖が有る方は日本バージョンが無難だと考えます。


※「ランニングシューズを選ぶ その◆」
 ■twitter: shosemaster で好評開催中!


今回は関東在住の大学生S君です。

箱根を目指しているだけあって、非常に直進性のある素直な脚ですね。

問題は腰筋緊張が強い為、かなり外側へ大腿骨が引っ張られてしまい小指付け根あたりで着地をしています。



佐久間さま1



また爪先が極端に減っているのは、フォームを意識し過ぎている証拠です。


左右均等に減っているのでバランスが良さそうですが、実はインソールに秘密がありました。


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利足に頼ろうとして、軸足(左足)から利足(右足)へ倒れこんでます。地面に着いている時間は右足の方が長くなるため、左足はその時間差を拇指球部分でブレーキを掛けながら帳尻を合わせています。

人間の足はA→B→Cの3点でバランスを取りますが、上図の状態はA→Bの2点で受けている為、バランスが取り辛く腰の緊張が強くなってしまいます。

スピード仕様のシューズの場合、トレーニングタイプのシューズのように癖が出難いのですが、インソールは嘘をつきません。

ブログ記事も500ページを越えると何を書いたのかも忘れてしまいます。



大事な事は都度繰り返してきましたが、新しく読者になっていただいた方に、もう少しダイジェスト的にお伝えしようと思い「Twitter」を思いつきました。


あしたのジョー風に


「シューズ選び その◆」てな感じでご紹介してまいります。


■twitter: shosemaster

ID:がshoesで取れませんでしたのでスペル違いですが「shosemaster」で間違いありませんので、興味のある方はフォローしてみて下さい。

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