ちょっと前のナンバ走り!そしてフラット走法!よく質問いただきますので違う切り口でコメントさせていただきました。

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Aです、重ね重ねありがとうございます。おっしゃられる意味が、足の実感とともに理解できました。走るとき(ペース走・LSD・etc....)は、目的に応じて、意識的にスピードを変えるということですね。靴については、スピードに応じて、種類が変わるということですね。理論的にも、体感的にも大納得です。

最後にもうひとつだけ・・・最近、フラット走法という言葉が少々流行って、それ用の靴があります。私は、着地を極端に踵から落とさないように体の下で行うように心がけていますが、フラット走法になってるとまでは思いません。新しいもの好きなので靴を買って意識的に練習してみようかとも思いますが、勘違いでしょうかねぇ・・・(これだけアドバイスをいただいたのに質問が稚拙ですかね)

ここまで。

回答です。

Aさま

こんばんは。

シューズマスターの野村です。

シューズの件、ピンポーン!です。

「理論と体感」すごい表現をしていただきました。
ご自分から目的を明確にしていく練習となんとなく月刊走行距離の
消化を意味無くしていく練習とでは、レース(成果)にすごい差がでてきます。

次に巷で話題のフラット走法ですが、この走法自体は大昔からありましので
別に目新しいものではないのですが某シューズメーカーや某ランニング雑誌が
なにかすごい走法な様に取り上げてます。

ナンバ走りも同様ですね。

いまさらこれらの走法について説明しなくともNBのHPには動画入りで説明してますし
検索すればゴマンとでてきますのでここではしません。

ただ一番問題なのは形だけ追ってしまう事です。

Aさんも書かれているようイメージだけで追っていくと逆に他に負担がでてきます。

また他人のフォームは良くわかりますが、御自分のフォームはわかりません。

具体的にご説明します。

ポイントは重心移動です。

いままでヒールストライク(NBはピストン走法と言ってますね。)をしていたタイミングでフラットに
入ってもただフォアフットでストップをしているだけで、逆にアキレス腱とハムにすごい負担が出ます。

もう少し判りやすく説明すると、走る為には前傾フォームで重心を前に倒しますね。
その時、腹筋(ここでも)の使い方が甘いと前に倒れるのを踵やつま先で止めていく、
所謂、ブレーキをかけていくことになんら変わりわありません。

重心移動のイメージは着地地点ではなく更に2〜3m前方へ体を飛ばすイメージです。

スピードを上げるというのはこれくらいのイメージが必要になります。

結論を言います!

そもそも日本人はフラット走法なのです。(欧米人と比較して)
ピッチ走法でスピードが上がればフラットにせざるを負えません。
日本人の骨盤の話はしましたが、実話、踵形状も欧米人と違い小さく低いのです。

判りやすく言いますと欧米人はハイヒールを履いて日本人はパンプスを履いているような違いです。
ですから欧米人は足の指で踏ん張りやすく日本人は指が地面に着きにくいのです。

ですからブログでも書きましたが野口みずきは彼女しかできない走法(ストライド)なのです。

私の考えですがランニングフォームはバランスが変われば変化します。
谷口選手は首を曲げたフォームで数々の栄冠を勝ち取りましたよね。

そうなんです。取り合えずは自分の走りやすい走り方が一番いいのです。
何故ならその人のフォームはその人の骨格、筋力、体型、性格 etc.で作られています。
まずその効率をアップしてバランスを変え無駄をなくしていくことのほうが何倍も効果があります。

メーカーや雑誌の書く事を100%受け入れるのではなく、そんな事もあるんだ!ぐらいでいいと思います。

どうでしょうか?


ランニング・シューズだけでなく腰痛・膝痛などの故障などのボディバランスに関するご質問でも結構ですので遠慮なくお問い合わせ下さい。(即答がむずかしいご質問については、ご協力いただける先生方に確認後、ご連絡させていただきます。)勿論、無料です!

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