2007年02月04日

「インソール・チューニング」解禁します。

読者の方から「インソールは作らないんですか?」とよくご質問をいただきます。


シューズマスターとして、約1年「カーボンシート・チューニング」をしてきました。


最大のポイントはシューズ本体の安定性をアップさせることです。


土台が安定していなければ、インソールに処置を施しても効果はありません。逆に負担を倍増させてしまいます。


実は、いきなりインソールに手を付けなかったのはその為なんです。


着地時をイメージしてみて下さい。


柔らかいミッドソールだと、どうしても「グニャ」という感触で外側に倒れこんでしまいます。当然、外側の強い筋肉ばかり使ってしまうだけでなく、捻れによって股関節、膝関節、足首関節に強い負担が生じます。


カーボン素材は、その硬さから「伸びない特性」を持っています。その為、着地から蹴りだしまでブレをなす事でより体幹軸の筋肉を使わせて、効率の良い走りにさせてくれます。


もう少し判りやすく言いますと、今まで外8内2の割合で使っていた筋肉を外7内3に変えることで使っていなかった内側の筋肉を使わせ、外側の強い筋肉に余計な負担をかけず最後の10kmを失速せず走れるように筋肉バランスを変えることを目的にしております。


さてさてインソールに話を戻します。


一般に世の中にあるインソールは「落ちているアーチ」を上げて「楽」を売りにしたり、「足型に合わせた」インソールを良く見ます。


私のブログをお読みいただている読者の方なら、もうお判りいただけると思いますが、落ちたアーチを上げる事では問題の解決にはなりません。原因は落ちたアーチにあるのではなく「筋肉バランスの崩れ→捻れ→アーチの落ち→膝痛・腰痛」になっているんですね。

そのような筋肉バランスが崩れた状態で安易にアーチを上げてしまえば、負担の掛かる箇所が変わり一時的には楽に感じますが、そこを支点に更に捻れが強くなり結果、故障を引き起こしてしまいます。


「足型に合わせたインソール」などは正にその典型ですね。


本来の足型でしたら兎も角、アーチが落ちた状態でインソールを作くれば結果は見えますね。


以上のことから安易にインソールをご提案できなかったんです。


今まで一部の方にはボディバランス測定会時に個々にインソールを作らせていただきましたが、これは筋肉を使わせる事を目的にする為、都度のバランスチェックが必要になります。


しかし今回、既存のインソールをベースにした「インソール・チューニング」を開始しました。


カーボンシート+インソールチューニングでより目的にあった走りや練習の成果を出していただけると確信しております。


次回の記事でその一部をご紹介させていただきますね。


ご期待下さい。






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1. インソール・チューニング  [ 燃え尽きるまで ]   2007年02月10日 10:28
いよいよ開始されるインソール・チューニング。シューズマスターの真髄があるはず。 小さな工夫で大きな効果を狙った新たな意匠が発揮されるのだろうと期待させられる。

この記事へのコメント

1. Posted by シューズマスター    2007年02月11日 13:50
インソールは直接足に触れるパーツの為、チューニングの効果も得やすい反面個人差も大きいのがネックでした。

以前より「靴底診断(インソール)」をさせていただけましたが、チューニングの情報としては必要十分です。

千差万別の足型や癖、筋力の違いがあるのに同じインソールを使えているという事は逆に考えればインソールの影響を極力出さない作り方になっているんですね。


ご期待ください。

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