【雲の絨毯】を走る事で常に骨盤の位置を安定させようとして腰筋緊張が続きます。

当然、拮抗する筋肉(腹筋・内転筋等)には緊張が入りません。


その対策として始めた【カーボンチューニング】も10年になります。



カーボンシート

左の写真は前足部のパーツです。



◆カーボンシートとは

カーボンシートは炭素繊維束を写真の様に縦横に配置させ表面を樹脂でコーティングしております。シート自体は下敷きのように弾力がありますが、ご存じのようにカーボン素材自体は非常に軽量且つ硬い為、繊維方向には伸びません。(赤矢印方向です)

このブログでいつも「出来るだけ硬いシューズを選んでください!」とは言ってますが限界があります。例えば下駄やスキーブーツでは走れません。

また安定感のあるシューズでも段々ヘタって来ます。本来のシューズ特性が落ちてきます。

◆カーボンシートの効用

この特性を利用してシューズに張り付けた場合、着地から蹴り出しまでの上下の運動に対しては柔軟性を維持し前後左右の無駄な動きを抑える事で常にシューズの中心に足を維持していく事ができます。

例えば・・・!

シューズの中で小指が当たって痛い方は、どうしても逃げてしまいます。でもシューズをルーズに履くと、さらに外側へ足が倒れる事で余計に痛くなってしまいます。またシューズをキッチリ履いていても、ミッドソールが柔らかいと、その分外側へ逃げてしまいますので、どうしても小指があたってしまいます。カーボンシートは赤→の方向へは伸びませんので小指方向の当たりを抑えてくれます。

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写真のシューズの減り方で判るように、前足部の内側に比べて外側が極端に減っています。シューズが柔らかったりヘタって来ると更に外側へ逃げてしまいます。

こうなると小指だけでなく膝のネジレも大きくなります。膝痛に対しては本来あるべき方向に膝位置が戻る事で一時的になくなります。(注:膝の炎症が治ったのではありません)

「記録が伸びない」「いつも故障をしてしまう」などお悩みの方は練習量を増やす事で解決しようとしていますが、実は使いやすい筋肉ばかり使っている事に気が付いてません。

カーボンシートの一番の特性は振り子の様に左右にブレても、中心軸に戻してくれます。

判り易く言いますと写真のシューズに小指側だけ補強を入れても駄目なんです。

つまり無理やり外側だけに補強を入れてしまうと反動で今度は内側に落ちてしまいます。ですから外側に補強を入れる場合、逆方向の内側にも補強を入れないと逆効果になってしまう恐れがあります。実際これをシューズの構造に埋め込むと先程言いました下駄やスキーブーツになってしまうんですね。


カーボンシートは上下方向へは柔軟に追従しますので上記の様な心配はありません。

カーボンシートを装着することで無意識に中心軸の筋肉を使うことが出来るんです。

いつも使っていない筋肉を使わせます。

ですから疲れます。

現状を変えてみたい方にオススメします。

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