2014年モデルシューズ評価の第2弾は

【MIZUNO ウェーブライダー17】です。


ライダー1

シリーズ17代目になる長寿モデルです。

15代目からウェーブの安定板が少しですが前足部まで伸びた

事で、それ以前のモデルから一変しました。


同社のフラッグシップモデルであるクリェーション程ではありませんが、

ウェーブの硬度は前作モデルよりアップしており、

着地から蹴り出しまでのモーションコントロールはかなりしっかりできています。


ただ同社のシューズはクリェーション以外、足型のカーブがきついため、

最後の最後で抑えが甘くなってしまいます。


さて今回のウェーブライダーのコンセプトは【軽量】をテーマにしているようですが、

ちょっとポイントがズレています。


強度を維持しながらのミッドソールの軽量化は理解できますが、それがアッパー

にも施されています、


本来、アッパーの素材と構造は足のホールド性と追従力を維持しなければいけません。

特にトレーニングモデルには必要不可欠です。



ライダー2


ところが今回のアッパーだけを見ると3〜4分台/kmで走るレース用モデルと間違えてしまう

ほどの造りと素材になっています。

またランバードライン(特に頭の部分)とハトメとの連動性が少なく、せっかくの中足ホールド

が甘くなってます。

これは他のシューズでも言えますが、デザイン優先でラインを小さくしたり、今回のように

連動性を持たせないのは毎回、疑問に思います。


【トレーニングシューズ=モーションコントロール性】

が基本にあれば、このようなアッパーの造りにはならないと考えます。

レースからトレーニングまで使える事をイメージしているのであれば、逆に何用のシューズか?

判らなくなってしまいます。


シューズ同様、評価としては少々、中途半端な評価になってしまいました。

◆独断と偏見評価◆

価格  ★★★☆☆
安定性 ★★★☆☆
かかと ★★★☆☆ (ホールド性)
中足部 ★★☆☆☆ (ホールド性)
総合評価 ★★★☆☆
仕様:6分〜/km


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