シューズマスター野村です。

箱根駅伝でアシックスのシューズを
履いた選手はいなかったそうです。

驚きですね。一昔前では考えられません。


それだけ厚底シューズの効果があった訳です。
ナイキの厚底シューズはレースに特化した
諸刃のシューズだけにある意味潔いシューズです。


一方練習用のシューズは相変わらずどのメーカーも
「軽い」とか「柔らかい」とか走りやすいイメージ(実際は逆効果なんですが)
だけの安直な展開をしてきました。



では練習用のシューズはどうすれば良いのか?

考え方は同じです。


簡単に言うと「速く走ってはいけないシューズ」
を作れば良いのです。

もう少し具体的に言うとキロ6分で走ること
で初めて効果が出るシューズです。


逆に速く走ると効果が無いばかりか、
ただ筋肉の無駄使いになります。


ゆっくり走れるシューズは、

◯補強がしっかりしている。
◯足にタイト
◯足の動きをコントロールしてくれる。
◯使いにくい筋肉に刺激が入る。
◯着地から蹴り出しまでイメージできる。
◯体幹に刺激が入る
◯メインエンジンに負担をかけない。
◯シューズサイズの見直しができる。
◯厚底レースシューズの効果アップになる。
◯必ずリピートが増える。(メーカー)


なんぼでもあります。


今のショップに並んでる練習用シューズは
どれも厚底シューズの延長で作られていて
どのシューズが良いのかサッパリわかりません。


今までとは真逆の無骨なシューズ。
そんな新しい機能のシューズをどのメーカー
が出してくるか?

ずっと期待して来ましたが、まだありません。

オリンピック候補から今日から走り始めるランナーまで
全員が持っていないといけないシューズを何故作らないのか?
こんな大きなマーケットをもったいないです。


アシックスのGTが一番近い所にいましたが
残念ながら未だ迷走しています。


これまでGTが売れ続けたのは走り易いから
ではない事にメーカーは気がついて欲しいです。


いや実際は気づいているはずです。

ただそれを肯定する事は今までのシューズを否定する事になります。

敢えて走り難いシューズを展開できるか?

練習用シューズの旗が獲れたメーカーが実質N o.1メーカーです。

早い者勝ちなんですw